博物館 事前予約制
コロナ19の影響により2月末より休館していたソウル市の博物館は、防疫の段階的な規制緩和とともに、5月6日頃より再び開館し始めました。そしてソウルにあるほとんどの博物館は、5月6日から定員制&事前予約制での入場になっています。
博物館ごとに異なりますが、定員は少なめ。例えばソウル歴史博物館の定員人数は一回につき定員40名×3回で、一日120名。他の博物館は一回につき15名~20名×3回、一日を通して45~60名と、かなり少なめ。その他、防疫対策として
❍ 必ずマスクを着用
❍ 発熱、呼吸器症状の有無の確認
は当然に必須ルール。また事前予約制のため、身分証の提示も必要となります。
ソウル歴史博物館の見学時間は、10~12時/13~15時/16時~18時の3部制(5月17日現在)。予約が定員を満たしていない場合、入場時間にタイミングが合えば入場可能とのこと。
ソウル歴史博物館 野外展示
野外にもさまざまな展示物があります。
首善全図の噴水
「首善」は、ソウルの別称。19世紀に描かれたソウル全域の地図が噴水になっています。暑い季節は家族連れの憩い場になります。
5月17日はソウルで初めて路面電車が運行した日
ソウルで初めて電車が運行したのは、大韓帝国期の1899年5月17日。偶然にも今日は5月17日なので、ちょうど今から121年前。運行ルートは西大門から清涼里まで。意外と距離があります。
1930年頃から1968年11月までソウル市内を運行した路面電車。電車381号(登録文化財第467号)
1930年代に「日本車輌製造株式会社」が製作。元々はオリニ大公園にあったが、図面と科学的分析結果を根拠に復元、2007年12月に現在の場所に移された。
金星ラジオの広告。金星社(Goldstar)は、LGグループの創業主、具仁会会長が設立した会社。
外から見たら、別れの悲しい場面のように見えたけど・・・
ほほえましい・・・
家で楽しむVR博物館体験
コロナ19により余暇を自宅で過ごす日々が続いています。韓国では、多くの博物館のサイトに「VRオンライン展示館」(Virtual Reality)が用意されています。クリック、タッチの簡単操作で仮想空間を自由に移動。博物館に行かずとも、まるで展示室を実際に歩いているかのように鑑賞・体験できます。韓国はこういうところ、本当に進んでいます。
ソウル歴史博物館では、90の展示を無料でオンライン見学可能。
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