【個人輸入】関税がかかる？かからない？

2021年5月16日

韓国から日本へ荷物を送る

個人で使用するための物品を海外（韓国）から取り寄せることは個人輸入となります。
個人輸入の場合、購入金額が16,666円以下は非課税。
16,666円を超える場合、輸入品に課される「関税」と「消費税」が課税されます。

関税がかかる場合と、かからない場合があるのはなぜ？

ところで荷物受け取りの際に

チーム長

関税がかかった

ドンシク

関税かからなかった･･･♪

という話を聞いたことがありますよね。これはなぜでしょうか。
国際EMSは、最速で届く国際郵便で、EMSは Express Mail Service（スピード郵便）の略です。韓国から日本へ荷物を送る場合の「国際EMS」は二種類あり、これらは通関手続が異なります。

国際EMS	（1）民間の国際配送会社のEMS
	（2）郵便局の国際EMS

（1）民間の国際配送会社のEMS

（1）の場合、民間の国際配送業者が通関手続きを代行し、全ての荷物に関して申告するため、購入金額が16,666円を超える場合、必ず税金がかかります。

韓国での引受	現代ロジスティクス、韓進エクスプレス、Fedex、DHLなど
日本へ到着後	佐川急便、ヤマト運輸、郵便局などが配送

ちなみに韓国旅行中、ロッテマートやｅマートなどの大型マートから、買い物した物を日本に送ることができるEMSは、民間の国際配送サービスです。費用や、日本での配送業者もそれぞれ異なります。

チーム長

郵便局の国際EMSとは別のサービスだけど、一般的に「国際EMS」と同じ名前で呼ばれるので、まぎらわしいのね

ロッテマート国際EMSは民間の業者

（2）郵便局の国際EMS

（2）は万国郵便連合加盟国の郵便事業体のネットワークで、韓国、日本の場合は郵便局がサービスを行ないます。
韓国の郵便局から発送し、日本に到着した後は日本の郵便局が配送します。

商品価格が16,666円を超えると税金がかかりますが、郵便局の国際EMSは、税関で通関手続きされ、税関職員の判断により一部の荷物のみが選ばれ課税されます。どのように選ばれるかはわかりません。

毎日多くの郵便物が税関を通過しますが、国際EMSは最優先で取り扱われます。すべての荷物をチェックすることはできないため、韓国の郵便局から日本へ国際EMSを送ると、関税がかからない場合が多いです。

郵便局国際EMS

どれくらいスルーされるか？

わたしは毎日郵便局に行き、多くの国際EMSを送っています。
あくまでもわたしの場合ですが･･･これまで輸入者（受け取る人）が関税を支払ったケースを調べると、約0.0076％でした。1000人あたり7～8人くらいの計算になります。かなり少ないです。このように、郵便局から送ると、合法的に、税金を支払わずに荷物を受け取れる可能性が高いです。