景福宮の宮廷文化体験プログラム「食道楽×視食公感」(수라간 시식공감)
「視食公感」は、2016年から毎年、夏と秋に開催されています。
11月末、景福宮東側のようす。平常時なら観光客の多い場所ですが、コロナ19の影響で人通りが少なかったです。
景福宮付近の電灯。韓国は観光地の電灯の柱部分に、このような彫刻がされていることが多いので、ぜひ見つけてほしいです♪
景福宮東側、国立民俗博物館側の入口からはいります。
コロナ19事態対応として、マスク着用&発熱チェック、QRコード(電子出入名簿作成)を読みとり、入場です。
景福宮「水刺間〈視食公感〉」
2020年下半期「食道楽×視食公感」(식도락×시식공감)
視(空間)
食(食物)
公(公演)
感(感動)
宮中文化を見て食べ楽しみ感動する、テーマです♪
席に座ります。
王宮行事の満足度調査に関する個人情報利用同意書&アンケート。
この日のメニュー表、食器、手指消毒用セットなどが置かれています。
朝鮮時代の文献に調理法が記録されている旬の料理、栗粥と、海苔のおつまみ。
2020年視食公感は、3人の名士が語る物語と国楽公演、宮廷料理を楽しめる内容。参加日によって名士、物語が異なります。この日は、朝鮮時代の服飾「歳時風俗と色の物語」でした。
実物の服飾小物を見せながら、物語が語られます。
左上:済州(チェジュ)大根とそば粉で作った 「ピントク」
右上:つる人参をもち米粉につけて揚げた料理「 摂山人参(섭산삼)」
中央:冬の保養食「 煎藥」牛の皮のゼラチン質の部分。プルプルして煮こごりに似てますが、味は淡白でした。
下:牛の頭肉の薄切り、干しショウガの細切りなど
りんごを蜂蜜で煮込んだ「紅玉正果」、生姜でつくった「ピョンガン」
これは現代でもあるおやつで、食べたことある味でした。
コロナ19の影響で、1回につき定員20名の少人数制。ソーシャルディスタンスを守るため、席は余裕をもって距離が置かれ、透明のアクリル板で仕切られています。
宮中音楽
ゴムンゴ(琴:거문고)と歌
センファン(笙:생황)
宮中音楽を聴きながら、朝鮮時代の王が食べた間食を食べる。ぜいたくな時間でした♪
メニューの最後は、焼厨房で作られた焼き芋。
燒廚房(ソジュバン:소주방)朝鮮王朝の王の食事をつくった台所のこと
2020年「食道楽×視食公感」のお土産は・・・
景福宮や昌徳宮など古宮のイベントは、いつも帰り際にセンスのある、すてきなプレゼントをもらえます。今回は・・・
きれいな布に包まれた、刺繍のふきんのセットと・・・
手を温める、ハンドウォーマーでした。両端から手を入れます。個人的にはあまり使えないような気がして、手袋でもいいんじゃ・・・とすこし思っちゃったんですけど、カイロを中に仕込めるところがポイントです。熱を逃がさず保温され、とってもあったか~~い♥
このような商品、日本では見たことなかったんですが、韓国ではわりとみかけます。気候がちがうからですね。ソウルはマイナス20度くらいまで気温が下がる日もあり、手袋くらいでは手が凍ってどうにもならない時があります。カイロをいれたり、電気で温まるタイプもあります。韓服を着て冬の古宮を観光するときなど、ハンドウォーマー、良いかもしれません。
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