国楽博物館は、楽器を始め楽譜や文献、国楽に関連する衣装など、さまざまな遺物が展示されている韓国唯一の国楽専門博物館。
芸術の殿堂の隣、国立国楽院と同じ場所にあります。
国立国楽院
大韓民国文化体育観光部所属の国立芸術機関。民族音楽を保存、伝承し、さまざまな公演を行っている。
国楽博物館は入場無料。受付には韓国語の他、日本語、英語、中国語のリーフレットも用意されています。
第一展示室:国楽の庭
宮中儀礼の編成楽器の中でも、大きなものが展示されています。
建鼓は、太鼓の中でもっとも大きく、立っている太鼓という意味で、立鼓とも呼ばれる。宮中の朝会や宴会などで他の楽器とともに使われた。
宮中楽器を展示している韓国の博物館ではよく見かける祝。おそらく初めて見たら楽器だとはわからない。何かと聞かれたら、悩んだ末、時計?と答えるかも・・・棒の部分を箱に差し込んで打ち音を鳴らします。
朝鮮時代の宮中祭礼楽器に共通しているのは、色鮮やかで華やかな色。また、台がついているタイプの大型の楽器には動物が装飾されていて、とても愛嬌のある姿をしています。
一番上の鳥はピシッとキメポーズ。台座のアヒルはどっしりしています。
背中のギザギザで音を鳴らす敔という楽器。
霊鼓。これまで見たことのない斬新なかたち。霊は土地の恩恵を意味し、塗られた黄色は地を象徴する。
第二展示室:音の懐
ここでは、自然、生命、生活の音などを聴くことができます。ところで雨の日は良く眠れるので、雨音CDを探したことがあります。いろいろ視聴してもザーザー降りの雨音ばかりで、結局買わずじまいだったのですが、ここの雨音はほどよくて最高でした。
第三展示室:楽器室
管楽器、弦楽器、打楽器に分類、展示されています。
杖鼓。
雲羅。台座で固定し座って演奏したり、行進しながら演奏することも可能。
第四展示室:文献室
文献や、さまざまな記録方法で記された楽譜が展示されています。
「楽譜は音楽の創作、保存、再生の道具である」
国楽博物館 ~植民地支配期の国楽~ へ続く
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国楽博物館 ~植民地支配期の国楽~
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