韓国文化財財団 2019年 景福宮 星明かり夜行
宮廷料理体験と国楽公演の観覧。各所で俳優たちが朝鮮時代の宮廷の歴史を演じながら、朝鮮王朝の王宮、景福宮を案内してくれる夜間探訪プログラム「2019年 별빛야행」
イベント名は日本語に訳されると、景福宮「星光夜行」または「星明かり夜行」となっている場合があります
受付で首から下げる袋に入ったガイディングレシーバーを受け取ります。これで離れていても案内してくれるガイドの解説(韓国語)を聞くことができます。袋には食事をする際の席の番号もついています。
(1)太子の部屋「丕顕閣」(ピヒョンガッ)
まず丕顕閣へ。丕顕閣は太子が勉強したり、業務を行った場所。三人の俳優により、太子と臣下たちが本を読みながら、国事について議論する場面が再現されました。
(2)焼厨房(ソジュバン)で国楽&宮廷料理
焼厨房とは、宮廷の台所。王が食べていた日常食である水刺床(王の食事のお膳)、12種のおかずを現代的に再現したお弁当形式の料理を味わいます。食事中は国楽公演を楽しむことができます。
焼厨房(ソジュバン)
王と王室の日常料理を作る厨房を焼厨房または水剌間と呼んだ。水刺床とは、王の食べる食べ物を水刺と言ったことに由来する
スラッカンといえばやっぱり韓国ドラマ「大長今(チャングムの誓い)」を思い出します。
重っ!!!
(3)王妃の生活空間 交泰殿(キョテジョン)
交泰殿は王妃の生活空間だった場所。韓国は日本に比べると暗くなるのが遅いのですが、食事の後はすっかり暗くなっていました。
交泰殿前で世宗大王(ハングルを作った王様)と小憲王后の愛の軌跡?を描いた映像を観賞。
(4)緝敬堂と咸和堂(チッギョンダンとハマダン)
後宮と女官らの空間だった、緝敬堂と咸和堂。星明かり夜行の参加者のみ特別に見学できるとのこと。
配置された家具などは少なめで、よく似た小さめの部屋がたくさんある。緝敬堂と咸和堂は内部の廊下でつながっています。
韓服姿の職員(俳優?)もよい雰囲気をかもしています。また余談ですが解説をしてくれたガイドさんは、生活韓服という、昔ながらの韓服を現代の洋服風にアレンジした服を着ていました。
(5)国宝の宴会場 慶会楼(キョンフェル)
慶会楼は国宝第224号。勤政殿と共に景福宮を代表する建築物で、国の大きな行事や宴会を開いたり、外国の使臣を接待した場所。2階建ての木造建築の楼閣で、広く開放的な長方形の池の中に建てられている。池には長方形の人工島も造られ、朝鮮時代はここで、船遊びも楽しんだという。
慶会楼の内部は、文化財保護のためガイドの引率でのみ見学が可能で、事前のインターネット予約が必要となっています。
慶会楼で伝統音楽を聞きながら夜景を眺めたのは最高の経験でした。
(6)勤政殿(クンジョンジョン)
集合から解散まで、所要時間は約2時間。かなり歩くので体力を蓄えてのぞまないと厳しいです。
景福宮星明かり夜行の参加方法は、インターネットでの事前予約のみとなります。(人気が高く少人数制なので予約は熾烈な争いとなることは確実)予約は下のサイトを定期的にチェックすると良いですよ。それではアンニョン~
-
ユネスコ世界文化遺産 昌徳宮月明かり紀行
昌徳宮チャンドックンは朝鮮王朝の第3代太宗テジョン5(1405)年、景福宮の離宮として建てられた宮殿で、1997年12月ユネスコ世界遺産に登録されました。(ソウル市内の世界遺産は2019年現在昌徳宮チ ...
-
景福宮(キョンボックン)夜間観覧「宮中夜別食」
伝統公演を観ながら、朝鮮時代の間食である「宮中夜別食」(궁중야별참:夕飯を食べた後の夜食)を試食するイベントに参加しました。 韓国文化財財団主催「景福宮キョンボックン 水刺間スラッカン 視食共(公)感 ...