麻浦区の望遠漢江公園内にあるソウル艦公園は、退役軍艦を利用したソウル市初の体験型船上テーマパーク。漢江にかかる城山大橋と楊花大橋の間にある地域を望遠地区と呼びます。展示されている軍艦は、ソウル艦、高速艇チャムスリ号、潜水艇トルゴレ(トルゴレはイルカの意味)の3隻で、ソウル市が海軍から無償で借り受けています。
国産戦闘艦の第1世代 ソウル艦
3隻の中で一番大きな1900トン級のソウル艦は漢江に浮かんでいます。1984年に、国内の技術で造られました。全長102メートルはサッカースタジアムの長さ。幅11.6メートル、水面下に浸った部分を含む全体の高さは、マンション8階建ての高さに匹敵する28メートル。
軍艦は海軍の生活を見て体験できるよう、原型を活かしたまま保存、展示されています。寝室、売店、食堂などの生活空間、艦長室、レーダー室、操舵室などの執務空間を自由に見学できるようになっています。
驚くほど部屋がたくさんあって迷路のようです。
高速艇 チャムスリ
大韓民国の沿岸の警備とセキュリティを担当。実戦配備されたチャムスリ高速艇。こちらは陸に展示されています。
潜水艇トルゴレ&案内センター
案内センター内に展示された潜水艇は、1991年から2016年まで単独特殊浸透任務、破壊、偵察の任務を遂行していた190トン規模の潜水艇。トルゴレ(イルカ)という名前がつけられています。
案内センターに突き刺さるように展示されていトルゴレ。案内センターの中に入ると右側が切り開かれていて、潜水艇の内部を見学できるようになっています。
案内センターの展示室には、ソウル艦公園造成の過程や漢江の歴史などが展示されています。
ソウル艦公園 利用時間
3~10月 10:00~平日19:00 週末20:00まで
11~2月 10:00~平日17:00 週末18:00まで
毎週月曜日休館
ソウル艦公園では、戦闘食料&軍用乾パンの試食や船の模型作り、セーラー服試着などの体験プログラム(費用は内容によって異なる)も用意されていて、ソウル艦公園を訪れる人は誰でも参加可能となっています。
望遠漢江(マンウォン ハンガン)公園
望遠漢江公園は広い敷地に芝生が敷き詰められたとても美しい公園です。サッカー、バスケットボール、野球場など数々の運動場施設もあります。ハンガン沿いでは、サイクリングを楽しむ姿をたびたび見かけます。
韓国は軍が身近にある国。また、漢江沿いは散策にとても人気のコースです。
Address
407 Maponaru-gil, Mapo-gu, Seoul