" />

清渓川博物館 企画展 平和市場(ピョンファシジャン)

投稿日:2019年9月3日 更新日:

東大門ファッションタウン 平和市場

清渓川博物館 企画展示「平和市場」

清渓川博物館 企画展示「平和市場」

東大門ファッションタウンの平和市場(ピョンファシジャン)は、清渓川(チョンゲチョン)覆蓋工事の際に建設された高架道路に沿い、約600メートルにわたって伸びた3階建ての建物。

清渓川から見る平和市場

中央下が清渓川。左側が平和市場

チーム長
OMG!長いとは思っていたけど600メートルとは・・・

日帝の植民地支配と6.25戦争(韓国戦争)を経験し、1950年代半ば、清渓川(チョンゲチョン)の周辺地域は貧しさによりスラムになっていた。清渓川は汚染が進行し、ソウルの近代化には、清渓川を埋め立てる覆蓋工事が必要だった。(その後、2003~2005年の復元工事を経て、清渓川は現在の姿になった)清渓川博物館の企画展示「平和市場」では、埋め立てられた清渓川の高架道路にできた平和市場の始まりと、これまでの変化の様子を展示している。

メイドイン清渓川(チョンゲチョン)、平和市場の誕生

6.25戦争(韓国戦争)後、清渓川周辺には無許可の住宅や露店が増え続けた。バラックの店舗で商売をしていた人たちが、1953年に平和市場商友会を設立した。ハコバンと呼ばれる小さな小屋で、ミシン1~2台で服を作ったり、米軍の服を修理や染色し、販売したのが始まりだった。

ハコバンとは

하꼬방(ハコバン)の語源は、箱を意味する日本語の「」+韓国語の部屋を意味する「(バン)」で、非常に狭い部屋や小屋、規模の小さい放送局などをさす言葉

3階建ての平和市場
3階 工場(屋根裏)
2階 工場
1階 店舗
①1階で企画→②2階で裁断→③3階で裁縫→④2階でアイロンがけと最後の仕上げ→⑤1階で販売という流れ
清渓川博物館 企画展示「平和市場」

ハコバンを再現した部屋

清渓川博物館 企画展示「平和市場」

さまざまなパターンを書きとめた1950年代以降の資料集。衣装の製作方法も記録されている

韓国では、1950年代後半から、外国産より低価格の、ミシンの国産化が進んでいた。当時のミシンの販売方式は、割賦販売が一般的だった。ミシンを割賦で購入する場合利子がつき、少なくとも15%、多い場合は30%と高額だったが、飛ぶように売れた。

引用:清渓川博物館 企画展 「平和市場」

清渓川博物館 企画展示「平和市場」

韓国内ミシン製造会社の広告チラシ

清渓川博物館 企画展示「平和市場」

米国のミシン製造会社SINGERが、世界各国のSINGERミシンという題目で製作した広告カード。1870~1900年頃

1960年代後半、平和市場には800余りの縫製工場が密集していた。平和市場が早く成長したのは、近くにある広蔵市場(クァンジャンシジャン)で衣料の製作に必要な材料を安く仕入れることができたこと、また、都心地のため、‎販売と運送が容易だったことが挙げられる。

展示にはありませんが、平和市場といえば、韓国人ならみなが思いだす人物は、労働運動家の全泰壱チョン テイル)烈士です。韓国の労働運動に大きな影響を及ぼしました。

労働運動家 全泰壹(チョン・テイル)

清渓川の平和市場前の橋にある、労働運動家 チョン・テイルの像

全泰壹(チョン・テイル)は1965年からソウルの東大門平和(ピョンファ)市場で働き、劣悪な労働条件と人権侵害を体験して、労働運動家となり、活動していました。全泰壹は1970年11月、「勤労基準法を遵守しろ」「私たちは機械ではない」「日曜日は休ませろ」など叫びながら、抗議の焼身自殺をしました。その時彼は22歳でした。

清渓川博物館 企画展示「平和市場」

1973年 平和市場の縫製工場

清渓川博物館 企画展示「平和市場」

1950~80年代の縫製道具

清渓川博物館 企画展示「平和市場」

平和市場 縫製工場の模型

1970年当時、平和市場を含めた清渓川一帯の市場3か所のみで、全国の既製服需要の約70%を占めていました。しかし平和市場一帯が韓国の衣料産業の発展の中心地となり、全国の衣類小売商が集まる大規模な卸売り市場になったのは、低賃金、長時間労働の劣悪な環境で働く労働者の犠牲があったのです。そして現代も、消費者が東大門卸売り市場で安く服を買うことができるのは、縫製労働者が低賃金で長時間労働をしているケースが少なくないからだといわれています。

清渓川博物館内 読書スペース

雰囲気の良い読書スペースからは清渓川が見える

清渓川博物館内 読書スペース

一階にある読書スペース

清渓川博物館は、施設が新しく近代的で、ゆったりとした読書スペースも設けられています。また、随時企画展示やさまざまな教育プログラムが用意されています。

ドンシク
興味がある人は是非いってみてね

Address

清渓川(チョンゲチョン)博物館
서울시 성동구 청계천로 530
530 Cheonggyecheon-ro, Seongdong-gu, Seoul
清渓川(チョンゲチョン)博物館

清渓川(チョンゲチョン)はソウルの中心地を流れる10.84kmの小さな河川。清渓川博物館はソウルの東側の城東(ソンドン)区にあり、清渓川がすぐ前を流れる場所に位置しています。常設展示、企画展示ともに、 ...

昌信洞玩具文具通りの店
イウムピウム縫製歴史館と昌信洞(チャンシンドン)玩具文具通り

イウムピウム縫製歴史館は、東大門区の昌信洞(チャンシンドン)に位置しています。この昌信洞は、ソウルの代表的な製造業として、70~80年代から盛況をなした縫製工場が多く集まっている地域です。 縫製歴史館 ...


 
にほんブログ村 海外生活ブログ 韓国情報へ

-博物館, 有名な観光地, 韓国おすすめスポット
-, ,

Copyright© シンナラ韓国 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.