2020年6月24日より、警察庁が通信会社3社(SKテレコム、KT、LGユープラス)と提携した「モバイル運転免許確認サービス」が始まりました。
モバイル運転免許証の登録方法
「PASS(パス)」は、2500万人以上が設置している韓国の本人認証アプリ。この「PASS(パス)」で実物の運転免許証を登録すると、従来のカード型運転免許証と同じ効力を持つモバイル運転免許証が使用可能となります。
わたしはスマホを2台使っていて、2台とも電話番号違いでPASSを登録してます。写真を撮る目的で、もう1台のスマホにもモバイル運転免許を登録しようと考えたのですが・・・
「別回線でモバイル運転免許確認サービス加入中です」と表示され、モバイル運転免許証は2台の別番号では登録できませんでした。
驚きのシステム
運転免許証をスキャンし登録すると、警察庁・道路交通公団の運転免許情報の検証システムと連動します。
すると従来のカード型運転免許証発行時に登録された情報が呼び出され、瞬時にキレイな画質のモバイル運転免許証があらわれる。考えてみるとこれが一番驚きの技術。いまのところこんなシステムは他の国にはないと思います!
切り替えボタンをタッチすると縦・横が切り替わる。暗号化された最小限のデータということで、縦型のQRコード・バーコード画面はとってもシンプル。
モバイル運転免許証は、暗号化データの偽造・変造防止、個人情報をスマホ内部の安全エリアにのみ保存するなど、最新技術による多重安全装置が適用されているとのこと。
なぜPASSモバイル運転免許確認サービスが必要なの?
デジタル基盤の非対面サービスが一般化している昨今、身分証明書の盗用や偽造・変造による社会問題を事前に防止するためには、より安全な検証サービスが必要です。 ICT規制サンドボックスを通じて法的効力が認められたPASSモバイル運転免許確認サービスは、オンオフラインサービスを利用する際、従来の運転免許証の代わりに運転資格、成人の有無、身元が認証できるデジタル時代の必需品です。
引用:SKテレコムウェブサイト
運転免許証として、レンタカーやカーシェアリング
身分証明書として、通信会社の支店、運転免許試験場、警察署、住民センター、空港(国内線)、銀行・・・その他コンビニ、居酒屋、カラオケ、ネットカフェなど
カードレス社会
韓国はキャッシュレス社会で、現金を持ち歩かず、1,000ウォンのものを買うのもカードを使います。さらにこれからはカードレス社会になっていくのでしょう。
まず運転免許がある人は、これでカード型の身分証を持ち歩く必要はなくなります。また、最近韓国では、カードが使用できない市場の店で買い物する際に、送金したスマホの画面を見せることで決済したり、ともだち同士のいわゆるワリカンもスマホで精算したりと、新しい決済方法が広がっています。
ところで韓国で運転する場合、右車線走行&運転席は左側。日本と正反対だから感覚がつかめなくて危うく事故を起こしそうに・・・