韓国の馬肉(マルコギ)事情
日本では馬刺しなど馬肉を売っているスーパーがありますが、ソウルではみかけません。そしてソウルで馬肉を食べられるお店は多くなく、あったとしても一部のメニューのみ、馬肉専門店となると、ほとんどありません。
年に一度の馬肉づくし
チェジュの馬肉専門店 ジョンウ馬ガーデン(정우 말가든)。昨年も来たので2回目。32,000ウォン(一名分約3,200円)のAコースを注文。
Aコースの内容は・・・
まずひととおり、基本のおかずがでてきます。
馬エキス
濃い茶色の液体が、馬エキス。食前の最初に飲みます。ドキドキしたけど、味は超濃厚な漢方薬というかんじ。アルコールなし。以前飲んだスッポンの血よりはるかに飲みやすい。
マンドゥ
韓国のマンドゥは日本の蒸した餃子のような料理。これも馬肉がはいってます。
馬肉刺身・馬ユッケ
店員さんから、周りの馬刺しから食べるよう説明がありました。白っぽい部位から、だんだん色の濃い部位の順に食べるそう。日本で馬刺しを食べるとたいていにんにくや生姜が添えられてますが、ガリとラッキョウが。
中央は馬肉ユッケ。牛ユッケと同様に梨が入っていて、混ぜあわせて食べます。やわらか~~い。匂いはまったくなし。
チェジュ限定の焼酎
韓国で一番高い山はチェジュにあります。そのハルラサン(漢拏山)の水で作る焼酎、ハルラサン。チェジュの飲食店で飲むことができます。
これがハルラサンの味か~~(チョウムチョロムと比べると)味が薄いというか、水のような、透きとおった感じの味。
馬肉カルビタン
馬肉カルビタン。やわらかく味がしみた肉がゴロゴロはいってます。韓国ではあまりでてこないタイプの、醤油ベースのスープ。(少し中華風)
生馬肉焼き(말고기 생구이)
生の馬肉を鉄板で焼いて、たれをつけて食べます。左上:牛脂ならぬ、馬脂。店員さんが熱した鉄板の上でササッとカットし、しばらく待つとサラサラした脂が出てきます。脂は捨てるのかとおもったら、小さくカットして馬肉と一緒に食べます。馬の脂は体に良いそうです。
続けて生の馬肉をササッと焼いて、カットしてくれます。生で食べられる肉なので、軽く火を通すだけ。肉はまったく筋がなく、完全にやわらかい。
ところで日本で馬油シャンプー、使ってました。自然派で髪にやさしいかんじがすごく好きでした。そういえば韓国では馬油シャンプー、見たことないな・・・とおもって調べてみたら、馬油が配合されているものはあるようですが、本格的なのはないようです。残念・・・
馬肉しゃぶしゃぶ
3秒くらい、しゃぶしゃぶして食べます。さっぱりしてます。これもまったく匂いがしません。あまりにも匂いがしないので、コロナ19に感染(嗅覚障害)してたらどうしよう?なんて不安になってしまう・・・そういえば咳も出たし。飛行機の乾燥のせいか?
最後の〆しめにラーメンがでます。でもお腹が苦しすぎて断念。
余談ですが、韓国では透き通った色をしたスープでも、辛いことがよくあります。赤くないから油断していると
といわされることも・・・でもこのコースのメニューは見た目どおりで、特に辛いメニューはありません。
チェジュに行ったら是非馬肉(マルコギ)を!
韓国の馬肉づくしは、日本の馬肉料理とはやはり異なります。全体的に韓国ならではのアレンジ料理なので、韓国料理としても、馬肉料理としても楽しめます。
住所
제주특별자치도 제주시 아연로 17
17, Ayeon-ro, Jeju-si, Jeju-do
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