1396年に山の稜線に沿い築かれた首都の城郭、漢陽都城。近代化と日本の植民地支配の歴史の中で、一部取り壊されたり、毀損されましたが、今でも原型を保ったまま都市と共存している文化遺産です。漢陽都城博物館は、東大門城郭公園内にあり、600年の間ソウルを見守ってきた漢陽都城の歴史と文化を知ることができる博物館です。
漢陽都城は現在まで600年以上の間ソウルとともにあり、持続的に補修、管理されてきた。元々は全長18.627km(現在は13.370km)、城壁の高さは5~8m。自然の地形と一体化し、8つの城門と独特な2つの水門がある。
数千年前より、外部からの攻撃を防護するため、世界中に城壁が造られてきた。
都城とは、王が住む城であり、さまざまな城の中で最上の城、すなわちすべての国家機能が集中した首都を意味する。純粋な韓国語「ソウル」は首都という意味であり、都城がすなわちソウルだった。
引用:漢陽都城博物館 展示
1. 常設展示室:ソウル 漢陽都城の模型と映像
入口を入ると、漢陽都城の全景を模した大きなジオラマがあり、連動した映像が流れる。
城壁に記録された漢陽都城の歴史
漢陽都城の城壁を見ると、文字が刻まれている石をところどころに見ることができる。刻まれた文字は、時代ごとにが異なる。太祖・李成桂時代には数字、世宗時代は郡や縣の名前、朝鮮後期には工事時期や工事責任者の名前などが刻まれた。これらの文字は朝鮮王室実録などの国家の記録文献と一致しており、漢陽都城の区間別の築城時期を知ることができる。
2.資料室
3.常設展示室:漢陽都城の建設と管理
漢陽への遷都と首都建設、都城の様子を知ることができる展示室。
興仁之門(東大門) 屋根の上の装飾瓦。動物の像。朝鮮時代の重要な建物の屋根の隅には、龍の頭やさまざまな僧や動物の像がのっている。これは火事や鬼から建物を守る魔除けで、建物の等級が高いほど、動物の数も多くなる。
日本の植民地時代の漢陽都城(ハニャントソン)の歴史へ続く
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漢陽都城(ハニャントソン)博物館(2)日本植民地時代
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