韓国最大規模の複合文化芸術センター
芸術の殿堂(イェスレジョンダン)をご紹介します。芸術の殿堂はバレエやオペラ、ミュージカルなど各種公演や、伝統音楽、管弦楽などの音楽公演、また数多くの美術展が開催される美術館、野外舞台などが一同に集まっている韓国最大規模の総合芸術文化施設です。
ソウル市を象徴する春の花「ケナリ」
ところで4月初め、ソウルはまだまだ寒い日があり、朝は0度ほどしかない日もあります。そんな4月の初旬に、あちこちで黄色い花が咲いているのを見ることができます。名前はケナリ(レンギョウ)です。桜が咲く少し前から咲きはじめますが、とても色鮮やかで美しい花です。芸術の殿堂の後ろは小高い山になっているのですが、駅から芸術の殿堂に向う途中、たくさんのケナリを見ることができます。
この写真は4月3日に撮影したのですが、ケナリは、ちょうど48年前の4月3日、ソウル市の花に指定されたそうです。
ケナリ(レンギョウ)
ソウル市は、1971年4月3日、ソウル市の花として、「ケナリ(レンギョウ)」を指定した。 ケナリは、ソウル市の気候と風土に適し、初春に一斉に咲く花の特性は、ソウル市民の協同精神を表している。引用:Governors Association of Korea
芸術の殿堂は、「殿堂」というだけあり、書道博物館、デザイン美術館やオペラハウス、音楽ホール、屋外ステージなどの建物が一同に集まっています。その他にも噴水や広場があり、飲食店や衣装店、楽譜専門店などさまざまな施設が入店しています。また、芸術の殿堂の所属ではありませんが、同じ敷地に名門の国立芸術大学、韓国芸術総合学校があります。
わたしが見学したのは、フランスとスイスの国籍を持つThoma Vuille(トマ・ヴュイユ)というアーティストの M.Chat 猫展です。いまはヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアと広く活躍している作家ですが、もともとストリートアーティストで、公共の場所に絵を描いて、何度も逮捕されたことがあるそうです。
韓国の美術館や博物館では、三脚使用やフラッシュは禁止されていますが、個人的に楽しむ目的であれば写真撮影が許可されているところが多いです。政治や軍隊関連のものは大体撮影が禁止されています。
ミシュランガイドのカルグクス
芸術の殿堂を出て大きい道路を渡ったところに、二年連続ミシュランガイドに載ったカルグクスのお店があります。包丁やナイフなどの刃物を韓国語で「カル」といい「グクス」は麺類料理です。カルグクスは中華料理なら刀削麺というところでしょうか。日本のきしめんに少し似ています。
わたしはゴマのカルグクスを食べました。少し塩味を足したい気もしたのですが、物足りないくらいが身体に良いかなと、そのまま食べました。
ところでカルグクスでミシュラン?と思うのですが、ソウルの鐘路にも、ミシュランに載ったカルグクスの有名店があります。そのお店はかなり庶民的な雰囲気なのですが、味はホントにおいしいです!
日本でも巣鴨に、ミシュランガイドに載ったラーメン店があります。そこは朝から整理券をもらいに行かなければならず、お昼や夕方に行っても食べることはできないというお店だったため、一度も食べられませんでした。ちなみに上記2つの店舗は、お客さんは多い方ですが、いつでも食べることができます。
芸術の殿堂は、地下鉄3号線 南部ターミナル駅 5番出口から歩いて5~7分くらいです。公演のチケットは当日に直接購入することもできます。とにかく広いので、公演や展示を楽しむ日として、一日中楽しめます。また、話のタネにミシュランガイドに載ったカルグクスを食べてみるのもおすすめです~
それではまた。アンニョン~
Address
서울시 서초구 남부순환로 2406
2406 Southern Circulation Road, Seocho-gu, Seoul