ユネスコ世界文化遺産 宗廟(チョンミョ)
宗廟は朝鮮王朝の歴代王と王妃の位牌を祀った王室の霊廟。
荘厳な美しい建築物の正殿には19室49位、別廟の永寧殿には16室に34位の位牌が祀られている。
これを見てみると、韓国ドラマ「チャングムの誓い」にでてくる王様 中宗は、第六室に王妃三人と一緒に祀られていて、正殿の中では最大人数…
宗廟は卓越した建築様式と歴史的価値が認められ、1995年にユネスコ世界文化遺産に指定された。
宗廟は王がこの世を去るたび、位牌を安置する空間を一室ずつ増築してきたため、横長になった。このような建築様式は韓国のみの独特なものである。
2019 墓顕礼「朝鮮の世子嬪、婚礼を告げる」
2019 墓顕礼「朝鮮の世子嬪(太子妃)、婚礼を告げる」は、婚礼を終えた王世子と世子嬪が、朝鮮王朝の歴代王と王妃の位牌が祀られた宗廟を訪問し、参拝する儀礼を再現した行事。
墓顕礼は、ユネスコ世界遺産の宗廟で、朝鮮時代の王室女性の文化を見ることができる特別な機会で、毎年9月~10月頃開かれている。
世宗大王(ハングルを作った王様)、現代の子供を演じる俳優たちが儀式を進行。正殿の下月台前に設けられた席について待つと、祭礼音楽が流れる中、王世子、文武百官、王の順に、正殿の東門から下月台に入場してくる。
正殿の第1室から第10室までの扉が順次開放され、謁見。
王妃は尚宮の、世子嬪は守圭の引導で、正殿の東門から入場。
「墓顕礼」は朝鮮時代に宗廟で行われた国家儀礼の中で、王室の女性が参加した唯一の行事だった。
再現儀式の終了後、王世子や世子嬪たちと一緒に写真撮影できる時間が設けられています。
朝鮮王朝 第19代王 肅宗と仁顯王后。
この墓顕礼再現行事に出演した王妃と王世子、世子嬪(太子妃)、尚宮は、韓国文化財財団が募集し、選ばれた市民が演じた。
ユネスコ世界無形文化遺産「宗廟祭礼」と「宗廟祭礼楽」
宗廟祭礼の儀式に合わせて演奏される音楽「宗廟祭礼楽」は重要無形文化財第1号に指定され、600年の間、継承されてきた宗廟の祭礼儀式「宗廟祭礼」(毎年5月に開催)とともに、それぞれ 2001年5月ユネスコ世界無形文化遺産に選定された。
宗廟の見学
2019年現在、宗廟の見学は時間予約制で、ガイドの案内(各国語で案内可能)でのみ見学することができます。ウェブサイトで予約、または当日現場で観覧券を購入し、現地で申込することができます。
毎週土曜日、毎月最後の水曜日(文化がある日)、旧正月、秋夕および祝日に限り、予約なしで自由観覧が可能ですが、宗廟の見学が初めての人は、ガイドの案内で観覧することをおすすめします。宗廟の各建物や、朝鮮王朝の歴史について、詳しく、とてもわかりやすく解説、案内してもらえます。
日本語案内 見学可能時間 | |
10月~2月 | 09:00/ 09:40/ 10:40/ 11:40/ 12:40/ 13:40/ 14:40/ 15:40 |
3月~9月 | 09:00/ 09:40/ 10:40/ 11:40/ 12:40/ 13:40/ 14:40/ 15:40/ 16:40 |
宗廟の近くの広蔵市場
宗廟は観光客に大人気の広蔵市場のすぐ近くにあります。
Address
서울특별시 종로구 종로 157
157 Jongno-gu, Jongno-gu, Seoul