大学路（テハンノ）マロニエ公園
地下鉄４号線恵化駅周辺の大学路は、成均館大学校が近くにあるにぎやかな学生街。1946年から1975年まで、ソウル大学校があったことから、大学路という名前がつけられました。
大学路の象徴的存在であるマロニエ公園は、ソウル大学の文理学部と法科学部のキャンパスがあった場所。
ソウル大学校遺史趾記念碑
当時のキャンパスを模している
マロニエ公園は紅葉が美しいことで有名ですが、この日（11月末）は見頃は終わりかけ。平日の日中、すぐ近くは繁華街なのに、穏やかでのどかな雰囲気。時間がゆっくり流れています。週末にはさまざまな芸術イベントが開かれ、家族連れやカップルのデートコースとしてにぎわいます。
左に見える建物はソウル大学病院の建物の一部
「演劇の街」と呼ばれる大学路は、なんと大小160件ほどの劇場やライブハウスがある世界最大の劇場密集地域。席があれば当日ふらっと立ち寄って鑑賞することができます。
アルコ芸術劇場
あちこちに大学路で行なわれる公演チケットの案内センターがあります。マロニエ公園内にも総合センターがあります。
ポンデリング…
バタンゴル小劇場前の割引チケット販売
各小劇場の前でも当日チケットを購入できます。10,000ウォン（約1,000円）くらいから鑑賞でき、散策中にふらっと入ってみるくらいの気軽さで立ち寄れます。
独立運動家 金相玉（キムサンオク）烈士の像
マロニエ公園にたてられている銅像。場所柄、演劇関連の人かと思って見てみると、日帝強占期（日帝が植民地支配した時代）の独立運動家 金相玉烈士の像。日本軍警の銃撃により亡くなった場所が鍾路区孝悌洞で、大学路のすぐ隣にあります。
数十年前の大学路は激しい学生運動の舞台になっている場所でもあった。マロニエ公園が全面工事により現在の姿になったのは2013年9月なので6年前で、この銅像は21年前の1998年に設置されたとある。今のマロニエ公園の雰囲気にこの像は意外な感じがしましたが、銅像が先にたてられていたんですね。
銅像の台側面には金相玉烈士が亡くなった当時の独立新聞、東亜日報、朝鮮日報の記事と、烈士が残した言葉が刻まれている。
烈士が殉死した鍾路4街孝悌洞の孝悌小学校前には烈士の名前からつけられた金相玉路がある。
大学路（4号線恵化駅周辺）は全体的に観光客は少なく、地元の10～20代の学生でいつもにぎわっていますが、大人の街でもあります。大学路は大小の劇場以外にもおしゃれなカフェや人気の飲食店、化粧品店、本当に何でもあります。
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大学路 パタンゴル小劇場「2号線の間借り人」
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