ユネスコ世界遺産 慶州歴史遺跡地区
古墳公園 大陵苑(テヌンウォン)を出て道路を渡ると、慶州のシンボル、瞻星台(チョムソンデ)があります。この一帯はユネスコ世界遺産に登録されている、慶州歴史遺跡地区です。
今回は近年人気のピンクミューリーを見に立ち寄ったんですが・・・瞻星台の敷地に入った途端にかわいい車を発見!
タマムシ電気自動車
新羅時代の大きな墓から発掘された鞍掛、鐙、帯飾りなどの遺物を始め、韓国で工芸装飾品のモチーフとして使われてきたタマムシ。
新羅時代、月城周辺の森の中を飛んでいたタマムシをイメージし、新羅の遺物が最も多く分布している瞻星台を中心とする慶州の東部史跡地一帯を運行する。
参考:慶州文化観光
タマムシ車 大人4,000ウォン。料金を支払って乗り込みます。
ギリギリに乗せてもらったので3台目の最後部席で、隣は親切な職員のアジョッシ。車内は、各名所に関する案内放送が、わりと大音量で流れています。
慶州は「屋根のない博物館」という別名があるほど、街のあちこちに、さりげなく歴史遺産があるんです。慶州最高!!
ピンクミューリーが見えます。このあたりは野生花団地と呼ばれるところです。
電気自動車なので静かですが、思いのほかスピードが速いので、あっという間に景色が過ぎていきます。
新羅王宮映像館でいったんタマムシ車を降り、1300年前の新羅最盛期の王宮を再現した映像を約10分ほど観賞。
映像には、新羅時代に瞻星台で天体観測をしている場面などもあり、華やかな新羅時代にタイムスリップできます♥
再びタマムシ電気自動車に乗り込み、出発地点へ戻ります。
また瞻星台(チョムソンデ)まで歩いて来ないといけないので、このあたりで降ろしてくれたらうれしいんだけど・・・ダメでしょうね。
タマムシ車の所要時間は35~40分くらいでした。運行経路は慶州歴史遺跡地区の東の地区の一部分ですが、とても広いので、歩いて回ると相当な時間がかかります。全体を見学するのにタマムシ車、おすすめです♥
タマムシ電気自動車
❍ 経路:出発→鶏林→郷校→チェ氏宅(富豪の家)→校村マウル→月精橋→月城→花団地→新羅王宮映像館(Uターン)→瞻星台→出発地へ到着
❍料金:大人4,000ウォン / 軍人・青少年3,000ウォン / 子供2,000ウォン
❍約3kmの距離を1日11回運行
瞻星台(チョムソンデ:첨성대)
瞻星台(チョムソンデ:첨성대)は新羅時代中期、善徳女王の時代に建てられた、現存する東洋最古の天文台。新羅の王宮だった月城(ウォルソン)の北側にあります。見学無料です。
瞻星台(チョムソンデ)は適当に石を積んだのではなく、緻密に計算され造られています。高さは9メートル以上あり、かなり大きいです。
夜はライトアップされ、雰囲気が変わります。夜の月城とあわせて見学がおすすめです♥
韓国女子に人気のピンクミューリー
韓国の秋のインスタ映え、ここ数年人気のピンクミューリー。慶州の紅葉が始まったというニュースを見た時に、瞻星台近くにあることを知り、ついでに見に来ました。
ここは写真を撮りに来た人でかな~り混み合ってました。女子同士やカップルがスンゴク多いです。
ピンク・・・というより近くで見るとワイン色で、薄い緑の部分もあります。ワイン+薄いみどり=ピンクっぽくなるのかな?ネット上で公開されているふわっふわのピンクの写真は、若干フィルターをかけて加工しているのかもしれません。
ピンクミューリー以外にも、いろいろな花が咲き乱れています。さすが野生花団地です。
つづく
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