おいしいお刺身の店を探していて偶然見つけた「熟成刺身」の専門店。
トゥッコプタ フェソンセンは、ソウル地下鉄4号線漢城大入口(ハンソンデイック)駅6番出口から大通りを直進して2~3分のところにあります。
日本風のインテリアです。
奥には大人数の団体も入れるスペースがあります。
熟成刺身(スクソンフェ)とは?
熟成刺身(スクソンフェ)は「寝かせて旨みを引き出した刺身」のこと。魚を少し寝かせると、身の成分が旨みに変化していっそう美味しくなるそうです。
「初級セット」2~3名分 45,000ウォン(約4,500円)を注文。初級と中級は、熟成刺身の量が違い、高級セットからはメウンタンがつきます。
初級セットの内容
❍ 熟成刺身:ヒラメ、サーモン(380g)
❍ セリの和え物
❍ ちらしご飯
❍ 大海老フライ
+らっきょう、生姜、野菜や小さなおかず
ちらしご飯は、使い捨て手袋がついてくるので、手でまぜまぜして、てまり寿司のように小さなおにぎりをつくるのが正しい食べ方です・・・でも思いのほかアッツイのでやけどに注意です。
ところで「熟成刺身」がなんだかわからず、初めて♥・・・と思ってたんですが、食べてみると、これまで食べたことある味でした。普通のお寿司屋さんでも、魚の種類によっては、寝かせて旨みを引き出した熟成の状態でたびたび提供されているんだと思います。なのですごくめずらしい味ではなかったんですが、おいしかったです♥
ムチムチして歯ごたえのある食感。そしてかなりの量です。屋号にもなってるとおり(分厚い 刺身先生)ひと切れが本当に分厚い。全体的にヒラメよりサーモンのほうが厚かったです。魚によって適度な厚みがあるようです。
熟成刺身が始めての人へ。こうやって食べてみなさい
1.刺身に生わさびをのせ高級醤油につけて
2.ちらし寿司に熟成刺身をのせ高級醤油につけ
3.ムグンジ(熟成キムチ)で熟成刺身を巻いて
4.エゴマの葉にセリの和え物と熟成刺身を包んで
ちなみに置かれている「高級醤油」は、日本ではおなじみの赤いフタのキッコーマン醤油です。
容器だけではなく、醤油自体も色が黒くて味が濃く、日本の醤油でした。韓国で日本の調味料を買うと輸入品となりかなり高いので・・・ある意味、高級ともいえます。
韓国のカンジャン(간장)
ところで韓国のカンジャン(간장)は日本語に訳すと「醤油」と訳されますが、あくまでも「カンジャン」で、日本の「醤油」とは別ものといえます。カンジャンは九州の醤油に少し似て甘みがあり、味も色も薄めでさらっとしてます。また、韓国では、日本のように醤油(カンジャン)につけて食べる料理は多くないです。久しぶりに日本の醤油を食べて、色も味も、濃いな~と思いました。
韓国で食べる刺身やお寿司は、やはり日本とは違います。
刺身は、かなり豪快な量が出てきます。ワサビ、カンジャンもありますが、赤い色をしたチョ(酢)コチュジャン、地方によっては味付けされた味噌などをつけるのが主流です。それをエゴマの葉など野菜で包んで食べます。
また、韓国の多くのお寿司屋さんのメニューには、天ぷらではなく、大きなエビフライがあります。国が違うので比較するのもおかしいですが、やはり文化の違いですね。
最後に汁物が食べたくなります。メウンタン(辛いスープ、鍋)を追加注文。
初級セット2~3人分は、2人ではかなり多かったです。漢城大入口(ハンソンデイック)駅周辺はいわゆる観光地ではないですが、漢陽都城(ハニャントソン)の入口がある、恵化門(ヘファムン)から歩いてすぐです。
住所
トゥッコプタ フェソンセン
서울특별시 성북구 성북동 184-84
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