雑菌臭を完全に消す方法
しっかり洗濯していても、タオルがヘンなにおいを発してくること、ありませんか?
わたしは清潔好きで、洗濯もかなりまめにしているほうだと思うのですが、なぜかタオルって、定期的に雑巾のにおいを発してくるんですよね…
これまで、一般的に良いといわれているいろいろな方法を試しました。「強」モードで長めに洗濯したり、柔軟剤にこだわったり、長い時間天日干ししてみたり。でも、どれも劇的な効果はありませんでした。
しかしわたしは、韓国にきて、タオルの雑巾臭をなくす完璧な解決方法を見つけたのです。
これを、見てください。
優秀! 韓国 LG電子の洗濯機
これは韓国LG電子のごく普通の洗濯機なのですが、30~40度は当たり前、普通です。95度で洗濯できる洗濯機です。「삶다」直訳すると「煮る」という名前のコースです。95度は、お茶を淹れるときの適温90度より熱い。ほとんど熱湯です。しかし洗濯中の洗濯機の外側は、ほんのり温かい、という感じでさわっても大丈夫です。普通の洗剤の量でも、洗濯中はかなり泡だちます。ちなみにこのコースは、洗濯終了まで2時間ほどかかります。
一度新しいタオルに生まれ変わる
へんなにおいのするタオルを集め、このモードでたった一回洗濯するだけで、すべてのタオルが完全に無臭になりました。洗濯後は室内で干しますが、新品のようなふわふわ感までよみがえりました!(ふわふわ感は最初だけ)その後は普通の温度で洗濯していますが、長い間匂いません。まさに一度新しいタオルに生まれ変わった、という感じです。
このように高温のお湯で洗濯できる洗濯機は、特に高機能の洗濯機だということもなく、韓国ではごく一般に普及しています。他には、赤ちゃんの衣類を洗うモードなどの機能もついています。
ところで、韓国の冬は本当に血も凍るほど寒く、マイナス 20度くらいになる日がたびたびあるため、ボイラーがない家では過ごせません。大げさではなく、命の危険があります。そのため、韓国ではどの家にも*オンドルやボイラー(床暖房)があります。
オンドルとは
昔は台所で使う火の熱を床下の空間に通し、部屋を暖めていました。現代は昔ながらのオンドルではなく、ボイラーで温めた熱いお湯を利用する温水式床暖房が主流です。床下に熱いお湯を通す管がはりめぐらされています。
韓国の冬は寒さが厳しいため、どの家にも熱いお湯を排水する設備が完備されています。
韓国では室内干しが主流
ところで、一般的に韓国の都心部では、他人から見えるところに洗濯物を干すという習慣がありません。韓国の住まいの「ベランダ」と呼ばれるところは、日当たりの良いサンルームのような部屋で、そこに洗濯物を干します。大陸から吹い てくる黄砂や、ミセモンジ(日本でいうPM2.5など)を気にせず干すことができます。
韓国ドラマで、共同の屋上に洗濯物を干しているシーンをよく見かけますが、ドラマの登場人物は、洗濯物を干すサンルームがない家に住んでいる…という設定のケースが多いです。
韓国は「AS」がすごい。 だから自国の製品が人気
ところで、韓国では「AS」と呼ばれるアフターサービスのシステムが本当に発達しています。例えば、スマートフォン。または自ら持参できる電子レンジなどの家電は、50人ほどの職員が並んでいる ASセンターという窓口に直接持っていけば、すぐにその場で直してくれます。初めて見る ASセンターの雰囲気にも驚きましたが、日本で電気製品の修理は「出張修理の予約をして一週間、回答が来るのに2~3日」という感覚だったので、衝撃を受けました。
以前「韓国では iPhone が売れない」という記事に対し「韓国人はプライドが高いから自国の製品しか使わないんだ」という「・・・」なコメントがありました。でも韓国の AS事情を知っていれば、そんな言葉はでてきません。万一故障したときに、サムスンや LGなどの国内製品であれば、本当に、驚くほどすぐに、直してもらえます。iPhone は外国製品であり、代理店の数も多くありません。また韓国製品は、驚くほどの速さで進化して、今は機能もデザインもすばらしい製品がたくさん出ています。その上、壊れたときにすぐ近くで無料または安価で直してもらえるなら、特別にデザインが好きだとか、何か理由がない限り、外国製品を買う必要はないからです。韓国人がサムスンやLG製品の購入を選択することは当然といえます。
その国ならではの長所がある
日本では、韓国製品や中国製品はいまいちで「やはり日本製が一番」と考えている人が多いように感じます。自国の製品だし、それは当然だとも言えます。しかしながら全世界で販売されているテレビの30%以上をサムスン電子が占めています。そして韓国の電気製品は性能はもちろんのこと、何よりデザインが良く、日本製にはない、韓国ならではの機能を備えたものもたくさん市場にでています。
ちなみに日本で売られている韓国製品は、ほとんどがシンプルな低価格帯の商品です。日本でもそうですが、低価格帯の商品はやはりそれなりです。韓国の高級家電はさまざまな機能がついていて、値段もお高く、ほぼ日本では売られていないです。なので日本で販売されている一部の低価格な韓国製品を基準に、韓国製品を語ることはできないです。あとは価格とのバランスで、こだわりなく選択肢の一つとして考えてみるのもおすすめです。
雑巾臭が完全に消える韓国のハイクラス洗濯機、日本でも発売されているようですが、非常に高額(50万円くらい)です。
↑上は80度で洗濯できる小型洗濯機。「高温で除菌」などと歌っている洗濯機も、日本の場合、最高60度くらいです。でも60度くらいじゃ雑巾のにおいは消えない=雑菌は退治できないので、鍋で煮込んだ方がよほど効果的だと思います。小さいお子さんや、お父さんの洗濯物を殺菌、じめじめした暑い季節、またコロナウィルス対策として、布マスクにも高温洗濯がおすすめです。
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顔の天才 チャ・ウヌとクリントピア
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