ついにこの日が・・・ㅠㅠ
「われらのジソブさんが結婚したってよ」「なんと17歳下のアナウンサーと」
「エエエッ??まさかそんなはずが・・・」「イヤ~~」「ククク・・・」
俳優ソ・ジソプ(43)が17歳年下のアナウンサー出身 チョ・ウンジョンさん(26)と婚姻の手続きをし、7日、法的な夫婦になった。
出著:連合ニュース
「人生でもっとも重要で幸せな瞬間を静かに、大切にしたい」という意向により、結婚式は行わず、家族のみで静かに食事をしながら挨拶をしたとのこと。
とりあえずショック!でもそれはひとまず置いといて・・・
(ソジソブは)皆が苦境に立っているこの時期に、少しでも慰めと助けになるよう、結婚式を行う代わりに、国際救護開発NGO「グッドネイバーズ」に5千万ウォンを寄付、教育脆弱階層の児童にタブレットPCとスマート機器を支援することにした。
出著:聯合ニュース(2020/4/7)
結婚式を行う代わりに、5千万ウォンを寄付。
ジソブさんは、3月にも新種コロナウイルス感染症(コロナ19)の拡散防止と予防のため、3億ウォンを寄付しています。それらは医療陣のための防護物品支援及び児童・高齢者など、免疫脆弱階層と低所得家庭の生活必需品支援に使われています。
またこれまでも、虐待被害児童の心理治療や低所得家庭、また江原道山火事被害などへ、多くの寄付をしてきたジソブさんは、年間 1,000万ウォン以上を後援しなければ加入できない"ザ・ネイバーズクラブ"に名を連ねています。
企業や有名人の莫大な寄付
韓国では、ソジソブさんだけではなく、コロナ19で苦しんでいる各地域の社会的弱者への支援として、多くの企業や、有名人からの寄付が相次いでいます。
#힘내라 대구、#힘내라 경북(がんばれ 大邱、がんばれ 慶尚北道)
コロナ19克服に力を"有名芸能人・企業433億ウォン寄付 / 聯合ニュース
https://www.yna.co.kr/view/AKR20200310197200017スターの懐のおおきな寄付、コロナ19克服に乗り出す / 京畿青少年新聞
http://www.gynews.co.kr/news/articleView.html?idxno=6673
上はいずれも3月10日頃の記事。韓国は早い段階からコロナ19に正面から取り組んできました。1か月以上前の時点で、企業や有名人から433億ウォン寄付が集まっています。韓国の対応が世界で評価され、また良い方向へ向かっているのは、税金ももちろんですが、あたたかい心で集められた莫大な資金が、使うべきところに使われていることが大きく貢献しているのでしょう。
歴史の中の助け合い運動
国や社会がしんどい時、みなが気持ちをひとつにして助け合ってきた歴史の大きな例として、日帝の植民地支配期の「国債報償運動」、1997年の IMF金集め運動(直訳:原語は금모으기 운동)を挙げることができます。
国債報償運動
日帝の植民地支配期、日帝の経済主権侵奪による国の負債を返済するため、男性たちはお酒とタバコをやめ、女性たちは指輪やかんざしを売ってお金を集めた民族運動。
日本ではほとんど知られていないと思いますが、世界的にも例をみない、国家の借金を国民が返そうと、学生や貧しい者も参加して団結した民族運動は、ユネスコ世界記録遺産に登録されています。
金(GOLD)集め運動:금모으기 운동
1997年 IMF救済金融要請当時、大韓民国の負債を返済するため、国民が自発的に自らが所有する金(GOLD)を集めた運動。 全国累計約351万人が参加したこの運動で約227トンの金が集まり、それは約21億3000ドル分もの金だった。これにより、IMFから支援を受けた195億ドルの借入金を予定より3年繰り上げ、すべて償還した。
1997年という時代にもこの人情、助け合い精神、国の一体感・・・こういった運動が起こりえる国があるでしょうか?世界中を探しても見つけることができません。
韓国人と寄付の関係
韓国では「文化」といってよいほど寄付の活動がさかんです。テレビを観れば海外、国内の貧困に苦しむ子供たちを助けるため、寄付を募るCMが非常に多い。(セーブ・ザ·チルドレン、ユニセフ、グッドネイバーズなどさまざま)コロナ19とは関係ないこれらのCMは毎日、かなりの頻度で流れます。
すべてがニュースにはならないようですが、日本で災害が起きたときも、韓国の企業や有名人が多くの寄付をしています。
韓国人は情が深く、困った時に寄り添って助け合おうという気持ちが強いです。また、個人的には、韓国は国土が小さく、人口も少ないからこその まとまりもあると思います。そして何よりつらい歴史を一緒に乗り越えてきた共同体、民族としての一体感が大きいです。
また、会話で毎日使う「우리」という言葉。直訳で「わたしたち」と訳されることが多いですが、いろいろな意味を持つ特有の「우리」という言葉が、この助け合い精神を後押ししているんじゃないかな・・・
コロナ19 市民も簡単に寄付に参加
韓国のメッセージアプリ、カカオトーク。(日本のLINEのような位置)
コロナ19を克服するため、市民も小額(1,000ウォン:約100円)から、簡単に寄付に参加できる仕組み。韓国ではこのようなシステムが非常~に発達していて、安全かつ簡単に決済できます。
誰かが少しでも元気になれますように、わたしも小額ながら寄付しました。
-
韓国俳優 ソ・ジソブ 結婚目前?
ソ・ジソブ 公式に交際宣言! 5月17日、韓国俳優ソ・ジソブさん(以下ジソブ)が、自身の個人事務所 51k を通し、公式に交際宣言をしました。 内容はこちら… こんにちは。ソ・ジソブです。 今日わたし ...
-
ソ ジソブと1,000ウォン紙幣の退渓(テゲ)李滉(イファン)
現在の慶尚北道キョンサンプッド安東アンドンで生まれた退渓テゲ李滉イファン先生。(1501~1570年)朝鮮中期の文臣、儒学者として知られ、世界に研究者がいる。日本の儒学者にも大きな影響を与え、多くの著 ...
-
韓国金融史博物館(2)日帝強占期の金融
韓国の経済は、日帝強占期(日本の植民地支配を受けた時代)に近代化されたようにみえたが、国民は蚊帳の外におかれていた。実状は日帝による金融経済の独占を目的とした侵奪と、戦争資金の調達だった。 日帝の主導 ...