韓国で好まれる金(Gold)
韓国で金(Gold)は、富を意味するものとして、とても好まれます。指輪やアクセサリーも24金(純金)、また投資としてのゴールドバー(金塊、金の延べ棒)も人気があります。
韓国では一般的に「ゴールドバー」と呼ばれます。日本ではインゴット、金の延べ棒、など
文化の違い、多様な背景があるため、理由は簡単には語れませんが、日本ではプラチナや銀、また銀色も人気がありますね。また、アクセサリーとしては純金より18金の製品が主流ではないでしょうか。
カカオフレンズ × 郵便局 ミニゴールドバー!
カカオフレンズ × 郵便局のミニゴールドバー!人気キャラクターのライアン、アピーチデザイン♥
押しのキャラクター、ライアンを手に入れました。
箱には「KOREA POST × KAKAO FRIENDS」の文字。
販売価格は国際金相場が反映され、毎日2回変更されます。
ゴールドバー自体の大きさは約2センチ。
韓国の一歳の誕生祝い トルチャンチ
韓国と金(Gold)の関係について・・・韓国では、子どもの満一歳の誕生日には、トルチャンチ(돌잔치)という儀式を行い、将来が幸せなものになることを願います。朝鮮時代の歴史書『国朝宝鑑(국조보감)』にも書かれている、歴史の長い伝統的な風習です。
現代のトルチャンチは、ブッフェ形式で会場を借り、親戚や友人、知人を招待して盛大に祝うことが多い、とても大きなイベントです。韓国ドラマにもよく登場します。
そのトルチャンチのプレゼントとしてあげられる代表的なものが、24金(純金)の指輪(トルパンジ)やブレスレット、スプーンなど。
子供が将来お金持ちになるように、という願いが込められています。西洋で銀のスプーンを贈る習慣に少し似ていますね。
金(GOLD)集め運動:금모으기 운동
韓国では、1997年のIMF救済金融要請時、国の負債を返済するため、国民が自発的に自らが所有する金(GOLD)を集めた運動(金=GOLD集め運動:금모으기 운동)がありました。全国で累計約351万人が参加したこの運動では、約227トンの金(GOLD)が集まり、なんと約21億3000ドル分の金(GOLD)でした。これにより、IMFから支援を受けた195億ドルの借入金は、予定より3年早く償還しました。
これはウリ=私たち、民族をひとつの共同体と考える、助け合い精神からなる運動でした。
このことについては以前にも書いたのですが、国や隣人が困っているときに進んで助け合った、他国で類をみない運動でした。