都市の真ん中にある、ひときわ目を引く山里の家。人気の観光地インサドン(仁寺洞)にあり、すぐ後ろに鐘路タワーが見えます。
コッピヌンサンコル(꽃피는산골)
外観もなかなかのインパクトですが、中に入ってさらに驚き。
数十年タイムスリップして来たかのような雰囲気。独特なインテリアで、入った瞬間思わず「わ~お」と声が出ました♥店名のコッピヌンサンコル(꽃피는산골)は、花咲く山里、とか山間の村というような意味。
置かれている物ひとつひとつが骨董品。実際に使っていた物なのか、プンムルシジャン(風物市場)で集めたのかも?レトロな物をたくさん集めた博物館のようです。
20~30年前は、スルチブ(お酒を提供する店)はみんなこんな雰囲気だったそうです。
店内には、70~80年代くらいに流行した音楽が流れています。お客さんの年齢層はさまざま、若い人も多かったです。
「チヂミ」は通じない
主なメニューはチヂミ(ジョン/전)&マッコリ。観光地だとメニューに日本語で「チヂミ」と書いてあることもあるんですが「チヂミ」という言葉、韓国の一般の人には一度も通じたことがなく・・・方言+昔の言葉だそうです。
チヂミの盛り合わせ、모듬전(モドゥムジョン)を注文したら「30分くらいかかる」とのこと。早いメニューがあるのか聞いてみたところ、先に来てるお客さんの注文のため、全て同じくらいかかると言われたので、気長に待つことに。時間に余裕がある日に行くと良き。
チヂミには当然マッコリなんですが・・・わたしはマッコリ飲むと頭が痛くなるので、梅酒にしました。ジョンはたいてい量が多く、油で焼いていることもあり、最後まで食べられない場合が多いんですが、余裕で全部食べられました。おいしかった♥
鐘路周辺の再開発
ところでここ鐘路(チョンノ)地域周辺は軒並み再開発されています。
コッピヌンサンコルの周辺も解体され建築中のビルが多かったです。
コッピヌンサンコル、数年後にはなくなってしまうかもしれません。移転するにしても、このままの雰囲気は出せないでしょうね・・・なくなったらさみしく思う常連さんも多いことでしょう。