韓国の名節、秋夕(チュソク)の代表的な食べ物ソンピョン(송편/松餅)
ソンピョンの作り方
ソンピョンの皮の部分はうるち米の粉を練ったもの。ソンピョンの定番色、白、黄、薄紫、ヨモギの餅が粘土のような状態で売られています。
そのままボウルに入れて力を入れてこね、丸めてのばし、具を入れます。
餅に水を少量いれたらゆるくなってしまったので、水は加えずこねた方が良かった‼
ソンピョンの中に入る具は、胡麻、蜂蜜に漬けた栗やナツメなどさまざま。今回の中身はイリゴマ(すりごま)を砂糖などで甘く味付けしたもの。
餃子を包む要領でちまちま包んでいきます。市場で売られているソンピョンの中身はだいたいゴマで、黒蜜かと思ってましたが、ハチミツなのかな?
蒸し器で15分ほど蒸すと、鮮やかな色になります♥
蒸した後に水気を切り、全体にごま油をまぶします。時間が経っても乾かないようにするためですが、ごま油の良い香りで断然おいしそうになります♥
皮はもちもち、中のゴマは甘さひかえめでおいしい!味見してからわかったんですが、手作りするなら皮は薄く、中身はたっぷり入れると良いです。餃子と同じね…
今回ボランティア(奉仕活動)の教室で作りました。見本はなく、自由に作って~と言われたのと、時間が迫ってきたため、どんどん大きくなり最後は巨大な餃子(8~9cm)のように…
昔は大きいものは手のひらくらいの大きさに作って食べたこともあったそうなので、これもありかな?
市場のソンピョン
市場で売られているソンピョンは、だいたい4~5cmくらいの大きさで、元来の半月っぽい形はあまり見たことない気がします。
まん丸でもなく、なんともいえない形のものが多いです。
一年の中で満月が一番大きく見える秋夕(チュソク)のソンピョン、専門店では花の形など美しい形のものもたくさんありますよ♥
ソンピョン(松餅)の歴史
もともと松の葉を敷いて蒸して作っていたので、ソン(松)ピョン。半月や貝の形で、蜂蜜に漬けたゴマや栗、ナツメの他、小豆やじゃがいも、かぼちゃ、どんぐりなどの具を入れ、年の数だけ食べたそうです。
ソンピョンを食べると一年間運気が良くなるとか、厄除けの意味があります。
韓国では赤い色の小豆は厄除けとされ、冬至に小豆の粥を食べます。
チュソクの時期は臨時でソンピョンを販売するお店も多いですが、市場にいけば季節問わずお餅屋の店頭に並んでいます。