ヌリンポスト＆オンギ郵便箱

 

オンギ郵便箱（온기우편함＝オンギ ウピョンハム）

徳寿宮の石垣（トルダム）に沿って続く道で、韓国ドラマにもたびたび登場する、デートコースとして有名なトルダムキル。

オンギ郵便箱（온기우편함＝オンギ ウピョンハム）は、悩みを匿名で打ち明けられるポスト。（「ぬくもり郵便箱」と訳されていることあり）

便せんと封筒、鉛筆も準備されてます。特に最近はコロナの影響もあり、さまざまな苦境に立つ人が増えています･･･悩みを書いていれると、ボランティアのスタッフが一通一通ずつ読み、手書きで返信をくれます。これまで8,000通以上の返信が送られたそうで、ニュースでも取り上げられました。

ヌリンポスト（느린 우체통＝ヌリン ウチェトン）

ヌリンポストは、手紙を投函すると、回収後 期日まで保管され、ゆっくり、6か月～1年後に届く。郵政事業本部が運営する正式な郵便ポストではなく、地方自治体、公共機関が運営。届くまでの期間は管理している自治体、ポストによって異なります。

ヌリンはのろい～、遅い～という意味。「スピードを重要視する現代、待つことや手紙の郷愁をかんじられるように」と、思い出を記念する場所などに設置されています（「ゆっくりポスト」と訳されていることがあり）

普通のポストと間違えて手紙を入れる人もいそうな感じに、街になじんでます。

郵征総局/ 우정총국（ウジョンチョングッ ）

人気の観光スポット仁寺洞エリア、曹渓寺（チョゲサ）の隣にある、郵征総局。1884年、高宗の時代に設置され、初めて近代的な郵便制度が導入された行政官署。

郵征総局にもヌリンポストがあります。

郵便の父と呼ばれる洪英植（ホン・ヨンシク）先生の像。現代なら郵政事業本部のトップ。日帝強占期（日本による植民地支配の時代）に国権を侵奪され、1945年8月15日に解放された後、取り戻した国の権利のひとつが郵便業務です。

郵征総局は無料で見学でき、2012年からはなんと128年ぶりに郵便業務も行っているので、手紙を出すこともできます♪

切手博物館/ 우표박물관（ウピョパンムルクァン ）

明洞（ミョンドン）の斬新なM字型のビル、ソウルポストタワーにあるソウル中央郵便局。

ここにも洪英植（ホン・ヨンシク）先生の像。

ソウル中央郵便局の建物地下にある切手博物館。ここにもヌリンポストがあります。

郵便の歴史や切手に関する展示、体験ブース、またさまざまな切手も購入できます♪

2018年の南北正常会談記念切手。切手を購入する際は、備えつけの用紙に番号を記入し、受付の人に渡して決済すればＯＫ♥

人気の記念切手はすぐ売り切れてしまうので、見つけたらすぐ購入がおすすめです♥

韓国の郵便ポストの変遷

日帝強占期（日本の植民地支配期）のポストは、日本の昭和のポストそのものでした。

左：創成期のポスト（1880年代）、中央：日本植民地時代、右：解放直後

左：1957～1983年、中央：1984～2010年、右：1994～2010年

韓国ダイソー 1957～1983年、赤と緑のツートンカラーがかわいい貯金箱。

ポストはなぜ赤い？

世界各国のポストの色を調べてみると、赤がもっとも多く、次に黄色が続きます。なぜ赤なのか？韓国の郵政事業本部公式ブログ「郵便ポストはなぜ赤い？」の記事の内容をまとめると･･･

郵便ポストはなぜ赤い？

いずれ今後モデルチェンジするなら、これまでのポストの色や形にとらわれない斬新なポストが登場したら良いのにと思います♪

1993年に57,559個あった韓国のポストは、2018年には時代の流れで12,854個まで減りました。いつか街からポストが消える日がくるかも･･･

【個人輸入】関税がかかる？かからない？

韓国から日本へ荷物を送る 個人で使用するための物品を海外（韓国）から取り寄せることは個人輸入となります。 個人輸入の場合、購入金額が16,666円以下は非課税。 16,666円を超える場合、輸入品に課 ...

韓国の郵便局

タンゴルソンニム（단골손님） 韓国語で常連やお得意さん、なじみの客のことをタンゴルソンニム（단골손님）といいます。 わたしは外食が多いので、わりとタンゴルのお店がありますが、どこよりも一番タンゴルなの ...

曹渓寺(チョゲサ)テンプルステイと蓮祭り

大韓仏教 曹渓宗の総本山「曹渓寺(チョゲサ)」 曹渓寺(チョゲサ)は、韓国仏教の最大宗派・大韓仏教 曹渓宗(チョゲジョン)第一教区の本寺。韓国仏教一番地という特別な寺格を付与された、韓国仏教を代表する ...