大邱(テグ)・慶北(キョンブク) がんばってください

新種コロナ・ウィルス感染症（コロナ19）韓国の今

ニュースでは現在の感染確定者数、各地の状況が継続して流れています。合間には、感染を防ぐ方法について知らせる広告がたびたび入ります。

公共交通、一般のビル、ソウル市や国立の建物などあちらこちらに感染を防ぐための日々の行動についての張り紙が貼られています。

個人の電話番号に情報通知メッセージ

携帯電話に毎日何度も、ソウル区庁や近隣の官公庁から、情報通知が来ます。

このように、今どのような状況なのか、感染確定者がどこに行ったのか公開されているので、個人はどのように行動したら良いのか、注意することができます。感染確定者が行った場所を訪問していたり、症状が出た場合はどこに連絡し、どこに行けば良いのかわかるので、とても安心できます。

ひとつ言えるのは、韓国の確定者が日々増え続けているのは、一般人がいつでも検査を受けられる状況にあるという部分が大きいです。日本の何十倍も検査を受けているから･･･

韓国は平常は月曜日から飲み屋がにぎわっている国ですが、ソウルも昼夜を通して食堂、飲み屋から人が少なくなった。二月後半頃からまさに閑散として、営業していないお店もあります。

このような状況なので、建物のオーナーが入店しているテナントを助けるため、家賃を半額にすることにした、などのニュースも目にします。本当に今後が心配されます。

マスク

3月2日現在のニュースでは、いまマスクを買うことは「하늘의ハヌレ 별 따기ビョルッタギ」と報道されています。直訳すると「空の星をつかむこと」という意味で、達成の見込みがないことや、可能性が低いことについて使う言葉。

下の写真は2月26日、郵便局に貼られた張り紙。国際郵便を利用しマスクを搬出する際の税関申告を促す案内文。

要約すると、国内のマスクの供給状況が悪化してきたため、政府が「物価安定に関する法律」第6条および同法 施行令第3条により、保健用マスクおよび手消毒剤の緊急需給調整を施行した。国際郵便でマスクを海外へ搬出する場合、申告が必要になる、という内容。

200万ウォン以下で300枚以下：スマート受付、およびインターネット受付必須
200万ウォンまた300枚超過：発送不可
施行：2月26日国際郵便物受付分から

実際にこの日、国際郵便を送りましたが、マスクが入っていないか口頭で確認されました。

マスクの実情

2月後半くらいから マスクがなかなか手に入らない、と報道されていましたが、約一週間前の2月21日は、たくさんみかけました。韓国は病院、医院が多いので、狭い範囲に薬局が何件も並んでいる場所が多いです。3件の薬局をハシゴしましたが、たくさん並んでいて、コロナ19 に一番効果的だというものから、防寒帯と呼ばれる布マスクまで、選び放題でした。6～7枚まとめて買っている人も見かけましたが、薬局の店員さんはむしろ歓迎していましたね･･･

また、ソウルには市場など露天で物を売る場所が多いです。そこでも布マスクは豊富にありました。

一週間たち、今週はもう難しくなってのいるかもしれませんが、国がマスクの確保に力を注いでいるので、韓国はパニックにはならないでしょう。韓国は一般市民にもたくさんの情報が入ってくるので、本当に安心しています。

こんな時こそ･･･

韓国に住む、ある日本人の知人から、耳を疑う言葉を聞いた。その人は「中国人のせいで」「頭のおかしい人たち（新天地教会）のせいで」コロナウィルスが広がった、と･･･。宗教を信じる人を頭ごなしに「おかしい」とひとくくりにする人が、ある程度存在します。慶北地方で大きな感染源となった新天地教会は、確かに사이비サイビ（いんちき）などと言われてますが、それがどんな宗教でも、苦しんでいる人たち、亡くなった人もいる。こんな時に、人の本性がわかる。禁止されている時に集会を行うなど、危険行為はもちろんいけない。ただ ○○人のせいで、頭のおかしい○○のせいで、という考えをする人は、極限のパニック状態になったら魔女狩りを始めるんだろう。おそろしいわ。

ロッテワールドタワーの応援メッセージ

ソウル市 松坡ソンパ区 ロッテワールドタワーの外壁に表示される応援メッセージ。毎日午後7時から11時までの間、30分ごとに表示されます。

左から 힘내세요（がんばってください）、 대구경북（大邱・慶北）、응원해요 （応援します）、의료진（医療陣）

韓国で買いだめが起きない理由

韓国語で買いだめをサジェギ（사재기）といいます。 コロナ19が世界に広がり、水やトイレットペーパーなど生活必需品の買いだめ現象が多くの国で続出していますが、韓国ではまったく起こっていません。いつもと変 ...